首の痛みには、肩こりから来るものから寝違え、ムチウチなど様々ありますが、共通しているのは痛みとこわばりで、首を動かすことが出来なくなるということです。
肩こりから来るものは、日頃の姿勢や仕事などで長時間同じ姿勢が続いたりした場合に、疲労がたまったりすると痛みが出たりします。また、ストレスや緊張が続いたり、まわりに気を使い過ぎてしまう性格の人は精神的なものが原因で痛みが出る場合もあります。このケースの痛みは肩こりからの延長なので、首だけでなく肩や背中の筋肉もバリバリに硬くなっています。
また、首も後ろ側だけでなく前側(耳の後ろから首の前を通って鎖骨に伸びている胸鎖乳突筋という筋肉)が硬くなっていることが多いです。ここが硬くなる人は、上半身に力が入りやすい人、大きな声でまたはたくさん喋る仕事の人(教師やインストラクター、販売員など)に多く見られます。
寝違えは、寝ているときの姿勢や、枕が合わないなどの原因で起きる痛みで、筋肉の痙攣だけなら治療後すぐに痛みが引きますが、炎症を起こしている場合は痛みが引くまで2、3日かかるでしょう。
ムチウチは頸椎捻挫ともよばれていて、重傷の場合は頭痛や吐き気などの不快感を伴う厄介な疾患です。
首の痛みの治療の中でも寝違えには、落枕というツボがよく使用されます。落枕というのは、中医学で寝違えのことなので、そのままの名前ですが昔から良く効くツボとして使用されることが多いようです。このツボは手にあるツボですが、寝違えに限らず首の痛みでは、首の局所に手や足のツボを組み合わせて治療していくことが多いです。
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