痙性斜頸は、首が自分の意志とは関係なく左右どちらかに傾く、回る、振えるなどの症状が現れるジストニアの一種です。首や肩の筋肉がこわばり、痛みや痺れを伴う場合があります。
原因ははっきりしていませんが、ストレスなどの心的な要因や、鬱などの向精神薬による薬物性の要因が多いといわれています。
病院では通常、ボトックス注射による対症療法的な治療で様子を見ることが多いようですが、あまり効果が高いほうではないようで、鍼灸の効果が期待されています。
現れる症状は様々で、傾き、捻れ、振るえの他に首が固まって動かなかったり、首が勝手に動いてしまったり、後ろに反り返ってしまったりなどがあり、ひどい場合は後ろに反り返ってそのまま椅子から落ちてしまうケースもあります。
これらの心的要因で起こるジストニアは、症状の現れ方が違うだけでストレス性の顔面神経麻痺と似たタイプの経緯で起きる疾患です。
ですので、現れる症状が違うので同じではありませんが、ある程度同じ様な治療に症状に合わせた治療を加えて行っていきます。
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