腱鞘炎の治療に鍼灸 川崎市(溝の口)杏の樹鍼灸治療院

筋肉は、関節をまたいで骨と骨に付着して関節を動かしていますが、骨に付着する際は腱という組織に変わってから付着しています。分かりやすい例でいうと、アキレス腱はふくらはぎの筋肉が足首の辺りでアキレス腱という腱に変わって踵の骨に付着しています。

腱鞘炎を起こしやすい手首や指には、前腕(腕の肘から先の部分)の筋肉の腱が通っていて、この部分の腱は腱鞘という鞘の中を通っています。腱鞘炎は字の通り腱鞘の炎症で、手の使い過ぎによって腱と腱鞘の摩擦が強くなって起きた炎症です。たくさん歩いたときに、踵が靴と擦れてできる靴擦れのようなものです。炎症を起こした腱が腫れると、腱鞘の中で引っかかって指が伸びなくなったりするバネ指という状態になることもあります。

腱鞘炎の痛みは、炎症の程度によって違いがあります。軽度の場合は、動かしたときだけ痛む程度ですが、炎症が強いと夜寝るときも痛みが続く場合があります。治療は、動かし過ぎが原因の症状なので、基本は動かさないことですが、全く手を使わないで生活することは難しいので、負担を最小限にして手首や指につながる筋肉の血流と柔軟性と取り戻してゆくようにします。
炎症が強く痛みが強い場合は、鍼治療が非常に良く効きますのでご相談ください。