子宮脱の治療に鍼灸 川崎市(溝の口)杏の樹鍼灸治療院

子宮脱は、基本的には体力の低下が原因で、そこに無理な肉体労働や再度の出産などで負担が重なることで起こりやすくなります。

生殖に関してや、体力を補ったりする場合は、腎に関するツボをよく使います。腎に関するツボは、腎の経絡上の他におへその下の下腹部にもあります。

腎の他に、女性の生殖に関しては脾の経絡がよく使われます。脾の経絡は、足の内側からお腹のおへその両脇、胸へと走る経絡で、女性の生理や出産に関わる問題に使われることが多い経絡です。
また、脾という臓器は胃とセットで食べ物の消化、吸収に働いていますが、胃が「和降」といって下に降ろす作用があるのに対して、昇清といって上に昇らせる作用があります。

その他には、お腹の正中線を走る任脈という経絡は、子宮から起こっている経絡で任脈の任は妊娠の妊に通じています。このことから妊娠に関係があるとされていて、この経絡のツボもよく使われます。

鍼灸治療では、使うツボや経絡は鍼灸院や鍼灸師によって多少違いますが、婦人科の疾患や生殖関係の疾患によく使われるものは大体こんなところでしょうか。