関節の腫れ、痛み 川崎市 溝の口 杏の樹鍼灸治療院

前回までに、風、寒、湿の邪気による3つの痺症、「風痺」「寒痺」「湿痺」についてお話ししてきました。3つの邪気からなる痺症ですが、痺症にはもう一つ「熱痺」というものがあります。

熱痺は、経絡に侵入した邪気が熱化して起こるもので、関節に痛みや腫れなどがおもな症状で、発熱や口の渇きなどがみられることもあります。痺症のお話の初めに、リウマチのことを痺症と呼ぶことがあるといいましたが、それはこの熱痺の症状からきていると思われます。

東洋医学によく登場する経絡は、経脈と絡脈の総称です。経脈には内臓とつながった12の正経の他に、筋肉とつながりのある”経筋”や、皮膚とつながりのある”皮部”などがあります。今回ご紹介した痺症は、東洋医学では経筋の病の仲間の一つとして治療されています。

冷えは、痛み、痺れ、ケイレン、硬まり(硬直)の原因になります。杏の樹鍼灸治療院では、冷えを取り除くことで不眠、頭痛、めまい、その他自律神経失調症による様々な症状を改善に導く治療を行っています。